掃除機の上手なかけ方

掃除機をかけるパターンを決めておくと効率よく上手にかけられる

掃除の基本とも言えるのが掃除機での吸引ですが、上手に掃除機をかけないと、部屋の隅にホコリが溜まったり、十分に吸引できずざらざらした感じがいつまでも残ってしまうことがあります。
そこで、掃除機の上手なかけ方の基本を覚えて、自分の家に合わせることによって、掃除機をかけるパターンを決めることができます。
効率よく上手に掃除機をかけられるパターンを見つけられたら、後はそれを毎日繰り返していくだけですので、毎日きれいな状態を保つことができます。

高いところから低いところへという法則を守る

掃除機をかけるということに限らず、掃除のすべての基本となることですが、高いところから低いところに向かって作業を進めていきましょう。

ホコリにしても何にしても、高いところから低いところに落ちていきますので、最初に低いところを掃除して、その後に高いところを掃除しようとすると、結局下の部分に汚れが落ちてしまって、二度手間になってしまいます。
二階から始めて階段を下りながら下の階を掃除する、部屋の中でも棚やドア枠の上から掃除して、最後に床を掃除機かけするなどの順番を守るようにしましょう。

そして、掃除機を動かす時には、あまり力を入れる必要がありません。
ぴったりとヘッドの部分を床などに密着させるイメージで、ゆっくりと引いていけば十分です。

あまり力をかけて押してもあまり意味がなく、かえって吸引力を弱めてしまうこともあります。
じゅうたんなどの吸引が難しそうなところは、力を入れて掃除機をかけるのではなく、引くスピードをゆっくりにすることによって調整できます。

床のタイプによって掃除機のかけ方やヘッドを変える

掃除機の力を最大限に活用するためには、床のタイプによってかけ方を変える必要があります。
フローリングでは、それほど意識して方法を変える必要はありませんが、じゅうたんの場合は、一度で済ませるのではなく、縦、横とクロスに二回かけるようにしましょう。

掃除機によっては絨毯専用のかき出すタイプのヘッドが付いていますので、それを利用するとスピーディーに吸い取れます。
また、畳はできるだけ目に沿ってかけた方が、しっかりと吸い込むことができます。

しかし、畳は縦横に交差して配置されていますので、その度にかけ方を変えるのは疲れてしまうこともあります。
最近の掃除機は吸引力が強いので、目が違う時には少しゆっくりかけるだけでしっかりと吸い込めるので大丈夫でしょう。

ソファーなどの家具や、部屋の端を掃除する時には、とがったノズルをつけるなどして、細かいところまでしっかりと掃除できるようにしましょう。
ノズルを上手に使い分けることによって、部屋の隅々まできれいにすることができます。