両親への手紙

婚式での見せ場といえば新郎新婦、特に新婦からのご両親への手紙になります。
手紙を読みながら泣いてしまうからといった理由などで避けたくなる気持ちもありますが、ここはしっかり気持ちを伝えましょう。

恥ずかしくてもここで伝えておかないと後で後悔することになります。
自分が泣いてしまっても、ご両親が泣いてしまってもそれこそが醍醐味であり、大切ですので涙ありきのご両親への手紙だと考えていて良いでしょう。

しっかり感謝を伝えることと、願いも込める

ここでのご両親に対しての手紙は今まで育ててくれたことへの感謝や、自分が無事に結婚式を迎えられたことへの感謝などを綴るのが基本的な部分になります。
もちろんこれまでの経験の中でご両親と喧嘩をしたことや反抗したこと、反対に嬉しかったことなども、思う存分に書いて良いでしょう。

迷惑をかけたことがあると思えば、その内容に関して謝っても良いです。
とにかく自分の中での両親への気持ちを素直に伝えるようにしましょう。

途中で涙が流れてしまい言葉に詰まることがあってもそれはそれで一つの思い出になり、良いものです。
また、ご両親にいつまでも健康でいて欲しいと言う気持ちや、これから先は別々の生活になるけども今までと変わらずに仲良くいてほしいと言った気持ちも伝えるようにしましょう。

これまでのご家族でのご旅行や、その他にもさまざまな経験がある中で、特に自分の中で思い出深いと思うことを手紙に書いても良いです。
その時に自分が何を思ったのかについてもしっかり伝えることで、ご両親にもさまざまな思いがよみがえりとても素敵な気持ちになることでしょう。

両親への手紙なのを忘れない

上記の通り自分のご両親に対しての手紙を書くというのが一般的な認識ですが、結婚をするからには自分の親だけではなく結婚相手のご両親も自分の両親になるわけです。
そのため、涙涙で締めくくるようなご両親への手紙であっても、最後にはこれからご両親として家族の1人に自分を認めてくれたことを結婚相手のご両親にもしっかり感謝する内容を伝えましょう。

花束の進呈などだけではなく、ここでしっかり気持ちを伝えておくことは結婚式での最大の配慮であり、今後の結婚生活を送っていく上で重要なことになります。
それぞれのご家庭で様々な育ち方がありますのでこうした内容をしっかり手紙の内容に記入した上で思いを込めて読み上げましょう。

ご両親の健康を気遣う内容だけではなく、結婚後に親孝行する為いつか家族そろって皆で旅行に行きたいなどといった希望も書いてみると、さらに喜ばれるのではないでしょうか。
またご兄妹などがいられる場合には、ご両親だけではなくご兄妹などに関してもこの手紙の中で感謝の気持ちなどを伝えても良いでしょう。