野菜の切り方

さまざまなお料理を作る中で野菜の切り方をマスターしておかなければ美味しく仕上がりません。
例えばお味噌汁を作るにも野菜の切り方一つで美味しく見えたりそうではなかったりします。
煮物を作るにも味の染み込み方は全く変わってきますので、必ず切り方をしっかりマスターして正しい方法を覚えましょう。

千切りや薄切り、いちょう切りなどといった方法は、小学校の調理実習などでも経験した人が多いのではないでしょうか。
このような方法は比較的身近なものですのでこれまでの調理経験が少なくても何とか切ることができます。
しかし、ささがき、またこの他にも小口切りなどと言われるとどのような切り方をすれば良いのかわからずに困ってしまう人もいます。
最低限の野菜の切り方はしっかりマスターするために、ここで覚えてしまいましょう。

多く利用する切り方

上記のように千切りやその他にもいちょう切りなどであれば何も言われず簡単にできる人はたくさんいます。
では、ささがきと言われるとどうでしょうか?
ささがきそのものがわからずに、しばらく悩んでしまう人もいるでしょう。

ささがきはごぼうなどに使用される切り方となっていて、薄切りや細切りとはまた違い、聞き手に包丁を持った状態で反対の手にごぼうを持ち、くるくるとまわしながらごぼうを削るようにして切る方法となります。
くし型切りというのはレストランなどでサラダにトッピングされてくるトマトを想像するとわかりやすいですが、横から見ると、櫛の形なるように切る方法となります。

トマト以外にも果物でリンゴや梨などにこのような方法が使用されます。
縦に4等分にした後、さらに斜めに包丁を入れて6等分8等分に切っていくと、これがくし切りになります。
小口切りというのは長ネギや小ネギなどを寝かせた状態で、細かく切っていく方法になります。

切る時の方向もマスターする

上記した方法などでお野菜を切るときには野菜の向きも大切なります。
特に乱切りなどの場合、まな板の上に野菜をのせてそのまま包丁を様々な角度に入れてしまう人がいますが、野菜そのものをくるくるとまわしながら包丁は同じ方向で入れていけば綺麗な乱切りになります。

また、キャベツの千切りなどに関しては、繊維に対して垂直に切っていくようにすることで細かく口当たりも良い状態になります。
最低限、白髪ネギなどは簡単に作れるようにしておかないと花嫁修業が間に合わなくなってしまいますので、ここでもネギはどのような方向できれば良いのかをきっちり学んでおきましょう。

白髪ネギを作る際にはザク切りにしたネギの真ん中を取り除くように片側に切り込みを入れて開き、ネギの繊維に沿って平行に細く切っていく方法となります。
間違えて繊維を押し切るようにしてしまうと、白髪ネギが丸まってしまうので、お料理の需要に合わせて切り方を使い分けましょう。