裾上げのやり方

ズボンの裾上げはとても難しいイメージがあり、自分では行わず、購入した店舗で行ってもらうと言う人もいます。
しかし、簡単に裾上げができる女性は男性からのイメージも良く、家庭的な印象を与えますのでできた方が良いでしょう。

裾上げは素材によって方法が変わりますが、デニムの場合には手縫いで裾上げをするのが難しいのでミシンを使う必要があります。
チノパンやジャージなど柔らかい素材であれば手縫いで行うことが可能ですので、ポイントを押さえながらマスターしておきましょう。

裾上げをする際には、まず長さをしっかり決めることから始めなければなりません。
チャコペンなどを使用して切り取る部分と折り返す部分、そして縫い目を作っていく部分を3本引いておきましょう。

はじめは縫う前にアイロンをかける

慣れないうちはまっすぐに縫い目を作るのが難しく、一生懸命になっているうちに裾の長さが変わってしまうことがあります。
切り取る部分をしっかりと切り取ったあとは、折り目をつけるためアイロンでしっかり押さえておくと良いです。

ズボンのすそ上げについてお困りの方がいたのでご紹介しておきましょう。
>>素人がミシンでズボンのすそ上げをするのは難しいでしょうか?
とてもタメになる回答が届いているので、参考にしてみてください。

すそ上げの際、針を入れるのは、生地の最も厚い場所からにしましょう。
もちろん内側から針を通し可能な限り表面には糸が見えないようにしていきます。
アクセントを与えるのであれば、あえて糸が見えるようにまっすぐ上手に縫って行きましょう。

ここでおしゃれに見せるのであれば1本の糸でぐるりと縫った後、違った色を使ってもう一周縫うのも良いです。
生地の厚い部分から縫い初めて一周ぐるりとしたら、もう一度生地の厚い部分に戻るように3cm程度縫ってから止めるようにすれば、返し縫いと同じ効果を得られます。

ミシンは慣れるまで違う生地で練習

デニムの裾上げをする際などにはミシンを使うことになります。
しかし、慣れるまでは縫い目が曲がってしまうことがほとんどですので、まずは違う生地で練習しましょう。
上記の方法と同じように不要な部分を切り取った後、しっかり折り目をつけて生地の厚い部分から縫い進めていきますが、最初に返し縫いをしておくと糸がほつれににくくなりますので、覚えておいてください。

電動ミシンの場合にはスピード調節をすることができますので、ゆっくりとしたスピードで縫い進めていくようにしましょう。
最後は返し縫いをすることになりますが、デニムは生地が厚いのでミシンそのものが対応しているかどうかを確認してから始めることも忘れないように。
慣れてしまえば簡単ですが、慣れるまでは練習を兼ねて何枚かの端切れを重ねてミシンを使ってみることをおすすめします。

裾上げをする際に縫い目が曲がらないように、マチ針で止めるのは大切なことですが、最初の段階で長さを決めるためにマチ針を使い、縫う時には外しても構いません。
前述の通り折り目をつける際にアイロンを使えば、マチ針を外しても長さそのものが変わってしまわずに綺麗に裾上げをすることができます。