「だし」の基本

近年では花嫁修業という言葉そのものは聞くことが少なくなりました。
テレビなどを見ていると時々このような言葉も使われていますが、現実社会ではほとんど使わないでしょう。

それでも将来的な事を考えてお嫁に行きたいと思っているのであれば、花嫁修業はとても大切です。
一言で花嫁修業といっても、お料理から片付け、またその他にも人間関係など様々なものがありますが、まず基本中の基本として、お料理が最低限できなければ良いお嫁さんとは言えません。

男性の胃袋をつかむことによって幸せな結婚ができるともいわれていますから、最低限の料理を身につけて、どんなときでも自分のお料理をふるまえるようにしておきましょう。

基本中の基本は出汁

お料理の中でも基本中の基本として考えられているのが出汁になります。
それぞれの料理に合わせて適した出汁がありますので使い方を把握しておきましょう。
出汁と言っても、わざわざ取るのが面倒だと感じたり、やり方そのものがわからないという人もいますが、近年では便利な細粒なども販売されていますので、まずはこうしたものから取り入れましょう。

出汁にも様々な種類があり、かつおだしに始まり、その他にも魚介類で取った出汁や鶏がらでとった出汁、さらには、シイタケからとった出汁など非常に様々ですので、需要に応じて選んでいかなくてはなりません。
お味噌汁と言えばかつおだしや昆布だしが基本ですが、茶碗蒸しを作るときには海鮮類で取ったものや、椎茸の出汁を使ってもおいしくできます。

出汁を取る方法を覚えておく

毎日のお料理でその都度出汁をとるのはとても大変なことです。
よほど本格的にお料理をしていなければ、毎日このような作業は負担になってしまいます。
一週間に一回もしくは1ヶ月に数回といった形で、自分でだしをとる方法を覚えておきましょう。

出汁を使うだけではなくどのようにして取るのかを知ることで、出汁に対しての認識も変わってきます。
慣れないうちは面倒に感じたり、美味しく出汁が取れないこともありますが、ネット上に出汁の取り方などが掲載されていますので、活用すると良いでしょう。

出汁を抑えれば大抵は失敗知らず

上記のようにさまざまな出汁がありますが、それぞれの足の使い方などを覚えておけば、お料理のレパートリーが広がります。
さらには基本中の基本となる出汁そのものの使い方を間違えなければ、お料理も失敗することはほとんどありませんので必ず押さえておきたいところ。

また、出汁の使い方だけではなく、その他の使い方に関してもどの料理にぴったりマッチするのかを試してみるのも良いでしょう。
前述した以外にも甲殻類としてエビの殻やカニの殻などからとった出汁もあれば、あごだしもあります。
また、オーソドックスな足として、昆布だしも広く知られていますね。