ご飯の美味しい炊き方

どんなにお料理そのものを上手に行うことができても、いざ食事をする際にご飯がおいしくなければ料理の美味しさも半減してしまいます。
日本人の主食として知らられているご飯ですから美味しく炊けるようにしたいものです。

まず、ご飯を炊く際には必ず研ぎますが、お米というのは1番先に触れたお水を最も吸収します。
そのため最初に入れたお水はお米を一周かき混ぜたらすぐに捨てるようにしましょう。
その後お水を3回か4回程度変えながら、ぐるぐるとお米そのものを5回から6回ほど回すようにします。

その後本格的にお米を研いでいきますが、ここではお米を軽く握るようにしながらお米とお米を接触させることを意識しましょう。
お米の周りに付着している米ぬかなどを洗い流すにはこの方法が最も大切になります。

ここでは5回から6回水を加えるようにしてください。
水が完全な透明になるまで行う必要はありません。

お水に浸すことも忘れずに

しっかりと研いだお米は新米などの新しい場合、水に1時間、古米や冬場の寒い時には1時間半から2時間程度は浸けておきましょう。
ここでしっかり吸水させることによって、とても美味しく炊き上がります。
また古くなってしまったお米を炊く際にはパサパサとしてしまうことがあるので、お米1合に対して、サラダ油を小さじ一杯プラスして炊くと良いです。

お米を研ぐ際に注意したいのは、ザルを使うこと。
ザルを使用してしまうとお米がザルの目に詰まって粉々に砕けてしまうこともあるので避けてください。

水加減もマスターしておきましょう

お米を炊く際の水加減は非常に重要なポイントです。
新しいお米の場合には、少々少なめに、古いお米は炊飯器のラインぴったりというのが一般的な常識ですが、このほかにも炊き込みご飯やおこわなど、それぞれに水加減は違います。

特に炊き込みご飯の場合には、お野菜やその他材料の水分で柔らかくなってしまうことがあるので、水加減は少なめにしておくと良いでしょう。
また炊き込みご飯やおこわを炊く際に味付けでお砂糖を入れてしまうと、お米がベチャベチャに柔らかくなるので甘く仕上げたい時には、炊き上がってから、みりんを加えるようにした方が良いです。

炊き上がったらしっかり混ぜる

どのような方法でお米を炊いた場合でも、お米が炊き上がったらしっかりとかき混ぜましょう。
最近の炊飯器は炊き上がりのブザーが鳴る前にしっかりと蒸らしていますので、ブザーが鳴ったらすぐに蓋を開けてかき混ぜると良いです。

ここで余分な水分を飛ばすことでみずみずしくふっくらとした状態が維持できます。
長時間保温することは避け、すぐに食べきらない場合にはタッパやラップなどに移し変えて冷凍保存や次の食事まで冷蔵庫に入れておくといった方法がベストです。