野菜の下処理

外食を始めとして、美味しいお料理を食べた際にはとても幸せな気分になります。
美味しいお料理というのは作るために様々な手間がかかっており、自分で作るにも手間をかけなければなりません。
そのためにはまず野菜の下処理についてをしっかり把握しておかないと美味しいお料理にはならないので、こだわりを持つことが大切です。

煮物を作る際に大根を使用することを考えても、単純に大きさを揃えた大根を使うだけでは味がしみこみにくく、美味しく仕上がりません。
ここでの下処理は大根の面取りと言って形を揃えて切った後、角を取り除くように処理をすることが大切になります。

アク抜きは徹底しよう

いくつかのお野菜の中には調理する前に下処理としてアク抜きをしなければならないものがあります。
アク抜きが必要なお野菜の代表として、ごぼうがありますが、このほかにもナス、そしてタケノコなどもアク抜きをしなければなりません。
ゴボウやナスに関しては切ったものを水にさらしておくだけでアクが抜けますが、特にごぼうに関しては何度か水を変えながらアク抜きをしましょう。

たけのこのあく抜きは米ぬかや米の研ぎ汁を使ってあく抜きをすることになります。
このようなアク抜きをしない状態でお料理をしてしまうと、全く食べられないような味になってしまうので、必ず下処理を行いましょう。

板ずりも取り入れて見た目と食感良く

きゅうりやその他にもオクラなどのお野菜は下処理をして板ずりをする必要があります。
板ずりというのはお野菜に塩をふりかけてまな板の上でゴロゴロと力をいれずに転がすものになります。
この方法によってきゅうりの表面のトゲや、オクラの表面の毛を取り除き、なめらかな食感にすることができます。

こうした処理を行うことで食感だけではなく見た目にも大きな違いが現れますので必ず行うようにしましょう。
お料理の下処理は少々面倒に感じてしまうこともありますが、ここで手間をかけることにより仕上がりがとても美しく、美味しくなります。
自分でもお料理をする人であれば出てきたお料理を見た際にどれだけの手間がかかっているか一目瞭然ですから、手抜き料理だと思われないように野菜の下処理はきっちり行うことが大切です。

このほか、キャベツやレタスなどを使用する際にも食べやすい大きさや千切りなどにした後、しばらくお水に浸けておくとしゃきっとした歯ごたえになり、新鮮さを感じられるようになります。
また、ごぼうの下処理を行う際にはピーラーなどで皮をむいてしまうのではなく、包丁の背を使って表面の皮をそぎ落とすようにしましょう。

里芋など皮の剥きにくいお野菜は下茹でをしてから皮をむくと簡単に取り除くことができます。
野菜の下処理は覚えてしまえばとても簡単ですから、徹底的にマスターしておきたい方法です。