ボタン付け

外出先などでお洋服のボタンが取れてしまった際にすぐに取り付けられるという女性はどのくらいいるのでしょうか?
ソーイングセット自体を持ち歩いている女性は少なくなっていますが、ボタン付けくらいはできなければ女性として女子力に欠ける部分があります。
ボタン付けは決して難しいものではなく、そのコツさえ覚えていれば、どのような場面でも助かりますのでボタンのタイプに合わせたつけ方をマスターしておきましょう。

四つ穴ボタンの場合

ブラウスなどをはじめとしてごく一般的に使用されている四つ穴のボタンの場合、糸の通し方としては上下または左右に縫った後に斜めに縫う方法になります。
上下または左右のみで終わらせてしまう人もいますが、この後斜めに糸を通すことによって取れにくくなりますので、しっかりつけておくためにも最後に糸をクロスさせるようにしましょう。

ボタンがしっかりと取り付いた後にはボタンと生地の間に針を出して、ここで一つの輪を作ります。
糸を輪にして針を中に通せば抜けてしまうことがないので、この輪をボタンに掛けるようにしましょう。
そして、ぐるぐると糸を3回から4回まきつけて止めます。

止める際にはしっかりと布地の裏に針を通してから止めましょう。
この方法であれば簡単に取れてしまうことがなくしっかりとつけられるので安心です。

足つきボタンの場合

4つ穴タイプではなく、足つきボタンの場合には生地の裏側から針を通してボタンの足部分に糸を通す形になります。
同じ動作を5回から6回程度繰り返したら、ボタンがしっかり固定されますのでこの状態になったら上記と同じように、生地とボタンの間に針を出し、ぐるぐると止めるようにしましょう。

4つ穴のボタンでも足つきボタンでもグルグルと糸を巻きつけるのはしっかり補強するためになりますので忘れずに行ってください。
ボタンの形状によって糸の通し方は変わってきますが、止め方はどちらも同じですのでとても簡単です。

慣れたら応用でおしゃれにボタン付け

前述した2つのタイプのボタン付けに慣れてきたら今度は応用を使って、とてもお洒落な仕上がりにしましょう。
大きなタイプの4つ穴ボタンの上に小さなタイプの四つ穴のボタンを縫いつける形でインパクトを持たせると、個性的なオシャレを楽しむことができます。

基本的なボタン付けの方法を知れば様々な応用を使用しながら手持ちの洋服をさらにオシャレにすることができるので重宝してくれるでしょう。
ソーイングセットを持ち歩いていれば、外出先でボタンが取れてしまった人がいた際にもすぐに取り付けてあげることができて、女子力アピールにもつながります。
ただし、布地が厚い場合には、ボタン付けをする際に指が痛くなりますので、しっかりと指当てを使って怪我をしないように気をつけましょう