雑巾の縫い方

小学生の頃に家庭科の授業で雑巾を縫ったという経験をお持ちの方もいるでしょう。
子供ながらに一生懸命に縫った雑巾は縫い目がバラバラでも仕上がった時にはとても嬉しいものです。
大人になってからでも雑巾を縫う事があり、特にお子様が生まれて保育園や幼稚園、小学校などに雑巾を持って行くときには市販されているものではなく手縫いのものを持たせてあげると良いでしょう。

家庭内でも古くなったタオルや衣類などを雑巾に生まれ変わらせてあげることで最大限節約しながらの生活ができます。
ミシンがあればとても簡単に雑巾を縫うことができるのですが、手縫いで作った雑巾は、また良い味を持っていますので時間のある時に作ってみるのも良いです。

周りよりも内側から

雑巾を縫う際には折りたたんだタオルなどの布地を一周ぐるっとするように縫った上で中心部分がずれないようにクロスさせるように縫い目を入れます。
しかしここで注意が必要なのは、先に周りを一周させてしまうと縫い目がずれてしまうこともあるため、まずはクロスさせる部分から縫っていくようにすると良いです。

しっかりと折り畳んだ生地のはじの部分から斜めに1本縫い目を入れていきます。
さらにクロスさせるように1本の縫い目を入れてあげると、布地はしっかり固定された状態となります。

この状態から一周ぐるりと回るように布地を縫い合わせてあげれば、布地がずれてしまうこともなく形の良い雑巾に仕上がります。
慣れていれば先に外周を縫っても良いですが、慣れないうちはまず内側のクロス部分から縫いましょう。

糸はしっかり二重がおすすめです。

雑巾を縫う際にどのような糸を使うのかというのは大きなポイントになります。
お掃除などをした後、水につけて絞ることが多いのでしっかりした糸を選びましょう。
また糸は二重にして縫うことが大切です。

1本で縫ってしまうと、どうしても糸が切れてしまうことが多く、雑巾として使えなくなるまでの期間も短くなります。
二重にしっかりと縫っておけば簡単に切れてしまうこともなく、しっかり絞っても安心して使えるので、必ず二重にしてください。
二重にした状態で縫っていくときには途中で糸が絡んでしまうことがあるので、針に糸を通した状態で糸を引っ張り爪などで数回弾いて糸を伸ばしましょう。

雑巾の縫い方がわかっていれば、上記の通り、古くなったタオルをはじめとして着なくなったTシャツなども雑巾に生まれ変わらせることができます。
反対にとてもおしゃれな端切れなどを購入し組み合わせることによって鍋敷きなども作れるようになりますので、しっかりと二重にして縫うことを身につけましょう。
布地がずれてしまわないように、マチバリを使いながら作っていくのも大切です。